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No.0015
傘はクロークへお預けください
ホテルでは、傘の持ち込みは基本的に禁止です。
ホテルというのは非日常的な空間演出、
あるいは、高級感演出の必要性から、
傘のような日用品は、ホテル館内では目に付かないような配慮をしていました。
が、「基本的に」とか「〜していました」と過去形になってるのは
近頃はそうもいかなくなってきたからです。
それでも「濡れた傘お断り」は、
じゅうたんや、石、調度品が傷むと困る、というのがホテルの本音です。
それで入り口に傘立てが置いてあるのです。
昔は、普通の傘立てでは間違い、盗難、紛失など余計な苦情が出てくるので、
鍵付きの傘立てを雨の日だけ出していました。
しかし、これを、置き傘立てに利用する人が結構いるんです。
傘を持って帰らずに、傘を置いて鍵を持って帰る。
忘れ物扱いにすればよいのですが、
その度に鍵を作り変えなければならず費用もかかります。
とうとう傘立ては廃止されました。
今はエントランスに、あの長細いビニール袋をおいて
クロークに預けてもらうようにするのが普通です。
傘ごとき、いちいち預けるのはホテルも手間だろう……と
ご配慮いただいて持ち歩かれるより、
クロークに預けていただき、優雅にお過ごしいただく方が
ホテルにとってはうれしいのです。 |