平成29年9月5日(火)

京都市嵐山|二尊院と嵐山MITAKE

二尊院
観光客も少なく、ゆっくりと拝観しました。
本堂に上がり、座ってゆっくりさせて頂きました。
京都御所紫宸殿を模した本堂は横に広く、中央に本尊を祀る内陣、左右には華やかな襖絵を設えた部屋を配しています。
襖絵は中国の風景にように見える絵柄で、色もまだ鮮やかです。
本堂は、平成2年より平成28年まで350年ぶりに大修理を行っていますので、襖絵は江戸時代のものかもしれません。
本堂の前には、天皇皇后両陛下のお手植えの橘があります。実をつけていました。

本堂と同じレベルの敷地に、小倉餡発祥の地の石碑があります。
石碑の裏に、説明が刻まれています。
空海の時代に中国から持ち帰った小豆を炊き、そこに宮中から下賜された砂糖を入れて、宮中に献上した、とあります。
当時、砂糖は中国からの輸入だけだったようです。嗜好品や調味料ではなく、薬だったそうです。
小倉山で作ったから、小倉餡、なんでしょう。今とは甘みが格段に違う味だったかと思います。

嵐山MITAKEは、タクシーで10分ほどでしたが、前を通り過ぎるほど、外観は普通の住宅です。
2階の個室で頂きました。
食器も器も料理も、これまでの概念では考えられない斬新さです。
皿は、板のような形です。
器状のものは、ガラスが多く、まだ夏だからでしょうか。木の台と一体になっているのもありました。
陶器は清水焼の小川氏の作品、ガラスはスガハラガラスだそうです。

料理のテーマは、夏の思い出、ムース状のもの、クリーム状のものが多かったです。
料理の一皿が絵画のようで、最後の和菓子は、花火が描かれていました。

支配人のサービスがとても、心地よく、出身を聞くと、やはり、ホテル、大津プリンスホテルだったそうです。