平成31年2月12日(火)

京都市 善想寺とビストロ・シェ・モモ

善想寺
神仏習合の形が残る。本尊の前に鏡がある。
元は、四条御院(しじょうごいん)、上皇の御所にあたる場所。
安土桃山時代頃から、天台宗から浄土宗へ移り変わっていった。
本堂内陣、中央は、阿弥陀三尊像、脇士の菩薩は、来迎型で前かがみになる。
内陣向かって右は、中央が阿弥陀三尊、向かって右は法然上人、左は善導大師。中央の阿弥陀三尊の脇侍向かって右は、大和ずわりをしている、来迎形式。一光背だったかな?
内陣向かって左側の部屋には位牌が並び、中央の阿弥陀三尊は、舟形光背で、脇侍の菩薩は、梵篋印(ぼんきょういん)という珍しい形。
宝冠と台座が共にシンプルで、古い形をしている。朝鮮半島の形で、日本では善光寺の阿弥陀三尊(秘仏)と同じである。
内陣の上の梁には、桐の御紋、と菊の御紋、前の扁額には、葵の御紋。
掛け軸は、七難図、円山応挙、「天災巻」は地震、洪水、大火、雷、鷲(子どもが鷲に連れ去られる)、うわばみ(大蛇)。
円山応挙は、写生的で、遠近法を使う、日本初の足のない幽霊図を書いた。
法然上人の絵伝は、明治3年頃、夢の中で善導大師に出会ったという、二祖対面、2人の間は500年の隔たりがある。
法然上人は、いつでもどこでも誰でも、南無阿弥陀仏を唱えれば極楽に往生する、と説いた。
寺の入口に地蔵菩薩があり、法然が念仏をとなえながら掘ったもので、台座に座り、左足を前に踏み出している。
墓地入口には、石仏がある。池坊、二代目から十代目までの菩提寺。

ビストロ・シェ・モモ
オーナーシェフの名前が、百武(ももたけ)さん。
ホテル出身で、他にフランス人に師事した。
カトラリーが、ラギオール、蜂が刻印されている。
前菜のサラダは、からすみ、鯛、など。
人参のポタージュ、は濃厚。
はまぐりの白ワイン蒸し
ベニスワイガニと菜の花リゾット
牛ホホ肉の赤ワイン煮(魚は、甘鯛の鱗焼き)
ガトーショコラと丹波黒豆のアイスクリーム


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