京都市 黄梅院と西角

令和元年(2019年)年5月14日(火)

黄梅院、大徳寺塔頭
特別拝観期間です。
まず、山門から入ると、苔の美しさに感動しました。
拝観入り口から先は、写真撮影が出来ませんので、ご配慮下さい。
中は、意外に広いですので、十分に楽しむには、30分以上はあったほうが良いです。
織田信長によって、開かれたとのことです。
特別拝観期間中は、ご住職が朱印帳を直接目の前で書いてくれます。
その際に、その人にふさわしい詩を即興で作ってくれます。お話も直接できます。
また、厨房である場所は、現存する禅寺では最も古いもので、火をくべる場所が、窯とは反対側にあります。
窯でご飯を炊く人と、火をくべる人は、役割が別だったそうです。
茶室も古い時代の形式のものです。
数年前に内装を補修していますので、とてもキレイです。
本堂は完全な形で残っている。
中国湖北省黄梅県にちなむ。
方丈の前庭は「破頭庭(はとうてい)」、枯山水で、静かで穏やかな海を表す。白川砂が敷き詰められている。
きらきら光るので、さながら、間接照明のようなもの。
向かって左の木は、沙羅の木、二本あると、沙羅双樹、日本では沙羅が育たないので、夏椿。
向かって右は、椿。
中央の縦長の石は、向かって左が勢至菩薩、右が観音菩薩。
平べったい石は、有り難く聞いている様を表し、合わせて、聴聞石。
本堂(方丈)の向かって左の部屋の屏風には、西湖の図、そのほかは金箔で、もとの絵は、博物館に預けている。
中央の間、床は漆塗り、本尊は釈迦如来。
床板の修理には、葉、ひょうたん、亀甲型、などの文様がある。
釘隠しのハート型は、猪目(いのめ)といい、イノシシの釣り上がった両目を模している。
雲谷等顔(うんこくとうがん)、毛利家のお抱え絵師。

黄梅院 黄梅院

パンフレット(.pdf)

西角
わかりにくい場所にありますが、店の前まで車をつけることは出来ます。
有名な、豆大福ふたば、の一角西側です。
ランチにコース料理をいただきました。
甘鯛をつけたほうです。
特に、天ぷらが絶品でした。軽くて軽くてサクカリとしてパリッと揚がっています。
このような天ぷらを食べたのは、初めてです。
味付けは繊細で、素材の味と色を生かしている。
前菜は、インゲン豆にノリ、キャベツ、人参、どれも、うまい。
ベジタリアンをお願いしたところ、他にお客さんがいなかったのが幸いしたのでしょうか、食材は、すべてベジタリアン対応してくれました。甘鯛は、賀茂なすに変更してくれましたし、小エビは海苔にしてくれました。